人と会社の健康と未来の可能性を救う
~ストレス対処ではなく、ストレス予防ができる社会をめざして~
株式会社PONO 代表取締役 杉本九実
私はこれまで保健師や看護師として、働き盛りの人々や病と共に生きる患者さんなど、多くの方々に心と体のケアを提供してきました。
中でも働くことによって起こるストレスが原因で、うつ病や気分障害を発症し、働きたくても働けなくなった人や叶えたい夢を諦めざるをえなくなった人が、非常に多くいらっしゃることに衝撃を受けました。
実はそんな私も、当事者でした。
激務によるストレス過多でバーンアウト症候群になり、休職を経験しました。当時描いていた看護師としての夢も、それを機に諦めざるをえなくなってしまいました。
過去の自分と同じような思いをする人をひとりでも減らしたい、そして人と会社の健康と未来の可能性を救うお手伝いがしたい、そんな想いから、2014年4月に株式会社PONOを設立しました。
私たちは現在、個人および組織・集団を対象に健康づくり対策や予防活動を行う、「保健師」という専門職が活躍する会社として日々成長しています。
近年、従業員と会社の健康度を向上させることが、企業価値や業績を高めるために必要なことである、という考え方がようやく社会全体に浸透し始めました。しかし、実際にはその具体策を見出せず思うように成果が出ないと悩まれている会社が多いように感じます。
特に昨今では、長時間労働や過重労働などによるメンタルヘルス問題が深刻化しており、社会としても本気で取り組まなくてはならない現状にあります。
今、心の健康づくりで必要なことは、対処のみではなく予防に力を入れること。
未然に防ぐ一次予防のしくみを、プロフェッショナルとして共につくっていくことが、私たちの強みであると確信しています。